開発元: Trapcode (www.trapcode.com)
価格: $99
| ●動作環境 |
Windows版:Windows 98/Me/2000/XP
Adobe After Effects 4.1/5/5.5/6.0/6.5
Adobe Premiere Pro 1.0
Discreet Combustion 3 for Windows
Macintosh版:Mac OS X/Mac OS 9
Adobe After Effects 4.1/5/5.5/6.0/6.5
| ●使ってみよう |
初めに、イラストレータで描いた鳥の絵をコンポジションに読み込みました。

Shineを鳥レイヤーに適用してみました。べた塗りではなく輝度レベルに差があったほうが良いのでグラデーションで塗ってあります。
この鳥レイヤーに対してShineを適用してみました。すると一部だけにエフェクトがかかりました。

これを防ぐために、「範囲拡張」というエフェクトを「Shine」の上に置きピクセルというパラメータをあげると問題は解消します。

もうひとつの方法が、新規調整レイヤーに対して「Shine」を適用することです。こちらの方法が使いやすいと思います。
<< Layer_shine.jpg
>>
ここから各プロパティを順に試しながらみていきます。
| Pre-Process |
1.1 「Threshold」: どのくらいの輝度レベルに対してShineが適用されるかを設定します。
「Threshold」 = 230です。

1.2 「Mask」: Shineの適用範囲をマスクで限定する際に使います。
「Mask Radius」 = 150, 「Mask Fether」 = 200です。

2. 「Source Point」: Shineは放射状に光を加えるエフェクトなので、その放射の中心点を設定します。
ポイントを「X座標」 = 0.0にしました。

3. 「Ray Rength」: 放射される光の長さを設定します。
「Ray Length」 = 10.0です。

4.Shimmer(これは光を筋状にしてよりシャープさを出せるパラメータです。)
4.1 「Amount」: Shimmerのシャープさのレベルを表しています。
4.2 「Detail」: 「Amount」で決定した値をどれだけ適用するかを決定します。
(注意:「Amount」と「Detail」の両方の値を設定しないと、Shimmerの効果を確認できません。)
「Amount」 = 400, 「detail」 = 50です。

4.3 「Source Point affects Shimmer」: 上で適用したShimmerの効果がより細かくなりましたが、どういう仕組みなのかはっきり分かりませんでした。
4.4 「Radius」: 値を上げるほど筋のシャープさコントラストが強くなります。
4.5 「Reduce flickering」: Shimmer効果のムラ、ちらつきがなくなり、より均一に細かい光の筋になります。
「Source Point affects Shimmer」 = ON, 「Radius」 = 500, 「Reduce flickering」 = ONです。

4.6 「Phase」: この角度を変えてShimmerをアニメーションさせることが出来ます。「Amount」や「Detail」などにキーフレームを打ちアニメーションさせることも出来ますが、Shimmerの適用レベルが時間に沿って変化してしまうことになります。
4.7 「Use Loop」: ループした効果が得られます。「Phase」の値が1回転した際に、これにチェックを入れておくと1回転(360°)のときと0回転(0°)が同様のShimmerになります。
「Use Loop」 = ON, 25フレームでPhraseが1回転するアニメーションです。
サンプルムービー(mov)
5. 「Boost Light」: Shineの光の強さを決定します。設定する値は、1.0から3.0程度が良いと思いました。ここではかなり強めにしてみました。
「Boost Light」 = 15です。

6.Colorize
6.1 「Colorize」: ここにはNone、One Color、3-Color Gradient、5-Color
Gradient、プリセットの5種類の色を選べます。
・Noneでは、適用されるレイヤーの色がShineの光の色になります。
・One Colorでは、ここで設定する1色を光の色とします。
・3-Color Gradientでは、「ハイライト」-「中間」-「シャドウ」の3段階
・5-Color Gradientでは、「ハイライト」-「中間ハイライト」-「中間」-「中間シャドウ」-「シャドウ」の5段階のグラデーションを使用して光に色を与えることが出来ます。
・プリセットには、「Fire」や「USA」、「IR Vision」、「Deep Sea」といった色が設定されています。コロラマのような色合いです。
今まで見てきた画像はすべてデフォルトの「Colorize」 = Fireとなっています。
上で示したプリセットの画像です。
| USA |
![]() |
| IR Vision |
![]() |
| Deep Sea |
![]() |
6.2 「Edge Thickness」: 上のBaseでAlpha Edgesを選んだ場合に使用します。逆行での人物撮影の時のように真っ暗な被写体のエッジからだけ光が出ている様子を再現します。
「Colorize」 = Heaven, 「Base」 = Alpha Edges, 「Edge Thickness」 = 7.0です。

7. 「Source Opacity」: ソースのレイヤーの不透明度です。
8. 「Shine Opacity」: エフェクトの不透明度です。
9. 「Transfer Mode」: ソースレイヤーとエフェクトの関係を設定します。
上の項目11のまま、「Source Opacity」 = 100, 「Shine Opacity」 = 100, 「Transfer Mode」 = Over
Layに設定しました。

いかにもなモーションのテストをしてみました。
サンプルムービー(mov)
10.プロパティのまとめ
ここまで各プロパティについて一通り見てきました。こういうエフェクトは良く映画のトレイラーなどで使われています。項目12の画像のようなものは頻繁に見かけます。『Tinderbox
- Rays』や『Final Effects - Light Burst』など似たような効果をもつ他社のエフェクトもあります。こちらの2つは、いくつか複数のエフェクトがパッケージ化されていて販売されていますが、『Trapcode
- Shine』は単体で購入することが出来て良いと思います。ただ、この『Shine』が実際のプロダクションで使われているかは分かりません。
11.次にこのエフェクトを3D空間の中で使用してみたいと思います。
タイムラインとレイヤーの構成は以下のようになっています。
1. カメラ1:レイヤーは静止したまま、カメラを動かし3D空間でアニメーションさせています。
2. 「komainu2.psd」:ソースレイヤーです。このレイヤーのみの場合には赤い光だけで原型が見えなくなってしまいます。そのため同じものを不透明度を調整して調整レイヤーの上からソフトライトで重ねています。
3. 「調整レイヤー」:『Shine』が適用されています。
4. ヌル1:エクスプレションを使って、このレイヤーのアンカーポイントの値を『Shine』のSource Positionへ適用しています。
エクスプレッションコード: src = thisComp.layer("ヌル 1"); src.toComp(src.anchorPoint);
詳しくは、Trapcode Shine Trainnig 「Gobo」 (http://www.trapcode.com/in_action/shine_gobo.html)で見ることが出来ます。
Shineのソースポイントをソースレイヤーの背後に置いています。ソースポイントはヌル1で操作しています。このときに、3Dカメラなどで斜めの視点からソースレイヤーをみたときに光の柱のような効果が現れます。

左がエクスプレションを使用していないイメージ、右が使用したイメージです。
サンプルムービー(mov)
| ●このプラグインを使ってみて |
すごく綺麗な光の効果を与えられるプラグインだと思いました。デフォルトの設定のまま使用してもそれなりに見える絵が作れます。それだけに、自分なりのアイディアを出して使用しないと陳腐な絵になってしまうと思いました。同社TrapcodeにはAfter Effects用のプラグイン3D StrokeやStargrowといったエフェクトがあるのですが、それらもツールに使われやすいと思いました。けれども、この低価格でこれだけのクオリティのエフェクトが使えるのはかなり良いです。
Trapcode Shineのサイトです。 http://www.trapcode.com/products_shine.html
トレーニングムービーが見れます。 http://www.trapcode.com/download.html
ギャラリーには参考になる作品がいくつかあります。 http://www.trapcode.com/gallery.html






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